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お客様と一緒に創り上げてきた、『ネクスウェイ本人確認サービス』を探る。【事業インタビュー】

こんにちは、ネクスウェイのnoteをご覧いただきありがとうございます✨
広報お手伝いの福井ちゃんです🐣

⌚この記事は【11分】で読み切れます!

今回は、口座を開設したり、決済サービスを使ったりするときにおこなう本人確認業務をワンストップでサポートする「ネクスウェイ本人確認サービス」をご紹介します。

❚ 事業インタビューとは?

各サービスの担当者様から、サービスの成り立ち、サービスに携わる想い、今後の展望などをお伺いし、各サービスの裏側を紹介するシリーズです。

❚ この記事はこんな方にオススメです👤

・サービスの成り立ちを知りたい方
・なぜネクスウェイが本人確認サービスを提供するのか気になる方

一見、なぜネクスウェイで?思うようなサービスですが、今回、開発秘話を伺うとネクスウェイらしさで溢れていました。
ぜひにご注目しながらご覧ください


お話してくれたのは…?

コミュニケーションプラットフォーム事業本部
本人確認ソリューショングループ
吉田 浩美さん

郵送DMを送るサービスの営業担当を経て、本人確認サービスの立ち上げから現在まで携わり続けている。

「お客様と二人三脚で」生まれた本人確認サービス

――まず、ネクスウェイ本人確認サービスはいつから始まったサービスなんですか?

ネクスウェイ本人確認サービスは、2017年の転送不要郵便での本人確認作業や発送追跡をする「本人確認・発送追跡サービス」から始まりました。

その後、法改正や世の中の動きに合わせて、「本人確認BPOサービス」「オンライン本人確認サービスeKYC」とサービスの幅を広げてきました。

――今は3つのサービスで、本人確認業務を支援しているんですね!どんなお客様が利用されているのですか?

暗号資産交換業などの金融業界、不動産投資など、様々なお客様にご利用いただいています。最近では、決済サービスやシェアリングサービスの会社さんにも使っていただいてますね。

――様々なシーンの裏で、ネクスウェイの本人確認サービスが使われているんですね✨

始まりはお客様の声から

――2017年に生まれた「本人確認・発送追跡サービス」が始まりとのことですが、何がきっかけで生まれたのですか?

きっかけは、お客様の「転送不要郵便による本人確認を行いたい」という声でした。

サービスが生まれた2017年は、FinTechへの注目を高めるきっかけとなったビットコインが急速に普及した年です。

そこで、安心してビットコインを利用できる環境整備が求められ、法改正によりお客様の本人確認をすることが義務付けられました。資産を守れる体制を作らないといけなくなったんです。

すると、今まで簡単にサービス登録をして買えたビットコインが、銀行口座を作るときと同じように、個人情報を提出し、本人確認書類を提出し、身元を確認してからでないとサービスが使えないということになったんですね。

当時は、毎日ビットコインを買いたい!と登録してくる方が何千人もいる状態で、毎日何千人のお客様の本人確認を手作業で送るのは本当に大変……。

ということで、システム連携で郵便を送れるネクスウェイにお声がけいただきました。

――どうして、ネクスウェイにお声がけいただけたのでしょう?

ネクスウェイは、オンライン完結で郵便を印刷し発送する、それに加えてAPI連携できるサービスを提供していました。そのため、本人確認に必要な郵送対応もできるのではないかとお声がけいただきました。

本人確認郵便の送り方はこれまで提供してきた仕組みとは違い、書留でお送りして追跡確認をしなくてはならないのです。

これを実現するためにサービスをカスタマイズして「ネクスウェイ本人確認サービス」として立ち上げたのです!

「お客様のビジネスがようやく」という喜び

――お客様から要望を聞いて初めて「本人確認というシーンで郵便のニーズがある」と知ったと思うのですが、どのようにサービスを設計していったのですか?

お客様からきっかけをいただき、調べたものの、ネクスウェイでやったことの無い領域だったため、お客様と一緒に作り上げました。

お客様は自社内で本人確認の業務を設計し、私たちはお客様の設計上必要な要望に応えていく形で、双方情報交換しながら作っていきました。

設計時は1社のお客様の実務を深く知ることから始めましたが、「このサービスは多くのお客様に使っていただけるか」という点も忘れずに世の中全体の業務を調べながら、作りましたね。

――「多くのお客様に使っていただけるサービスか」と考えるのは、ネクスウェイらしさ、でしょうか?

そうですね!ネクスウェイは「業務をこういうやり方でやったらいいですよ」というご提案とセットでサービスを提供してきた強みがあります。さらに使っていただくサービスのインターフェイスを分かりやすく提供する、ということをずっと大事にしてきているんです。

本人確認という新しいシーンへのサービス展開ではありますが、ネクスウェイのこれまでのサービスと同じ考え方を大事にしているので、そこがネクスウェイらしさかなと思いますね!

――そのような流れを経て、生まれた「本人確認サービス」ですが、初めて提供したときのエピソードは何かありますか?

本人確認サービスは、お客様がビジネスを立ち上げるための業務を設計している段階と同じタイミングで作り上げているんですね。

だから、お客様がビジネスを世の中に生み出す瞬間を見てきました。

当時一緒に作り上げてくださったお客様は、そのビジネスをリリースするまでにすごく大変な思いをされて、リリース時期も遅れてしまったんです。

でも、お客様が私たちのサービスを導入し、無事にサービスをリリースされた時は、「お客様が立ち上げたいと思ったビジネスを、世の中に生み出すための支援ができた」と感じ、私はとても嬉しかったです!

法改正・トラブル…。波から掴んだネクスウェイの強み

――ここまではサービスが生まれるまでの流れをお聞きしました。ただ、今日までサービスを続けてきた中で順風満帆とはいかなかったと思うのです。大変だったこと、エピソードなどありますか?

もちろん、たくさんありましたね…。笑
業界を揺るがすトラブルもありましたし、また法改正もありましたし…。でもその中で、ネクスウェイらしさや強みを再認識できる機会にもなりましたね。

想いのあるビジネスを支えたい

――本人確認サービスが始まって間もない時に、仮想通貨に関する事件があったとお聞きしました。

2018年のことですね。実は仮想通貨取引所がハッキングされ、資産が流出、盗難され、暗号資産交換業全体の信頼が揺らぐ事件がありました。

この一件で、暗号資産交換業の安全性を疑問視する声が増えて「法で定められているガイドラインを守っていないんじゃないか」と思われたり、厳しい目で見られてしまったり。

今までたくさんの人が口座開設の登録をしていたのに、事件を機に減ってしまい、私たちネクスウェイの売上にも大きな影響がありました…。

――そんな大きなことが…。業界が大変な中、事業を諦めることもできたはずなのに、続けてきたのはどうしてですか?

サービスを立ち上げてから、暗号資産交換業の方や投資サービスの方など新しい形の事業を展開している社長さんとお話する機会が多かったんです。

その時に「投資サービスってハードルが高いイメージがあるけれど、投資の裾野を広げていくんだ」「挑戦したい人にお金が回る仕組みを作っていきたいんだ」など、事業に対する熱い想いを語ってくれたんです。

どの事業者さんも、その事業で世の中を変えていくという使命を持って頑張っているということを、私たちはよく知っていました。

だからこそ、彼らの想いをここで留めるわけにはいかないし、私たちは私たちができるベストを尽くして応援したいと思ったんです!

――それが、「本人確認業務というバックオフィスの部分でお客様のビジネスを支えていく」ということなんですね♪

2回目の法改正でわかった「ネクスウェイだからできること」

――サービスを提供してから、2回目の法改正もありましたよね。そこから「オンライン本人確認サービスeKYC」が始まったかと思うのですが、エピソードを聞かせてください!

最初に生まれた「本人確認・発送追跡サービス」は今までの郵便のサービスをカスタマイズする形で提供できましたが、「オンライン本人確認サービスeKYC」はそう簡単にはいきませんでした。

サービス開始してから2回目の法改正では、今まで郵便でやらなくてはいけないことが「オンライン上で顔認証でやってもいい」ということになりました。

世の中はその変更に大きな期待感を持っていましたが、私たちは顔認証の技術を持っていないので、どうこの機会に食いついていくのかには、長年悩んできましたし、出遅れてもいました。

――世の中の変化の流れに出遅れてしまったというのは、悩みますし、焦りもしますね…。

世の中にeKYC(※オンラインで本人確認を行うサービスのこと)が出回り始めた時は、本当に焦ったし、「もう追いつけないかも…」とも思いました…!

――それなのに、どうして諦めずに粘ってこれたのですか?

どうしてだろう。でも、やけくそだったのかな…。笑

諦めようと思った時もありましたけど、やれるとこまでやってみるか!と深堀ってみたら「ネクスウェイにできることはあった…」というのが本当のところです。

――どんな発見があったのですか?

「デジタル技術を使っても、その間にはアナログの作業が必要だ」ということです。

eKYCには出遅れを取った私たちですが、できることを探すために他社さんのeKYCを売らせてもらったり、先進的事例から業務の仕方を学んだりしたんですね。

その時に、業務全体というのはデジタル技術でのみ解決できるわけではなく、業務フローを一貫で解決するには、デジタル技術をアナログの作業で繋ぐことが必要だと知りました。

私たちの強みは業務を定型化し、みんなが使いやすいサービスにして、多くの会社に使っていただけるようにすることです。

その発見がネクスウェイの強みを再認識させ、「オンライン本人確認サービス」「本人確認BPOサービス」を生むことになりましたね。

――業務を理解することで、ネクスウェイだからできることを見いだせたのですね✨

「本人確認業務」をワンストップでお任せいただけるように

――ここからは「ネクスウェイ本人確認サービス」の未来や今後の展開について伺いたいです!

これまで、「本人確認・発送追跡サービス」「オンライン本人確認サービス」「本人確認BPOサービス」と展開してきました。
でも先ほども話したように、本人確認業務の中には、まだアナログの作業が残っていて、アウトソーシングでアナログでやっている状態なんです。

だから、そのアナログの作業をいかにデジタル化するかに挑戦しています!

例えば、本人確認書類に書かれている氏名、住所が、フォームに記載されている内容と同じかオペレーターさんが目視で確認している状況ですが、その作業をデジタルでできるようにするという感じですね。

デジタル化できると時間もコストも抑えられて、人のリソースを割きたいところに割くことができる。そんなお手伝いができると思っています!

――人にしかできない仕事や、人の手でやりたい仕事に注力できるのは良いですね!

お客様がやりたいことって、本人確認の部分ではないはずなんです。

だからこそ、本人確認業務というバックオフィスの部分はネクスウェイにお任せいただき、お客様には想いの詰まったビジネスで未来を変えていってほしいと思っています。

――お客様の業務やビジネスに寄り添いながら、サービスを提供し続けているネクスウェイだからこその言葉かなと感じますね✨

【まとめ】安全なコミュニケーションを作る「本人確認サービス」

今回は、ネクスウェイ本人確認サービスを初期から作ってきた吉田さんにお話を伺ってきましたが

本人確認サービスは、黎明期だった暗号資産交換業のお客様からきっかけをいただき生まれたサービスですが、今では暗号資産交換業や、金融、不動産投資だけではなく、シェアリングビジネスやマッチングサービス等、新しいコミュニケーションを安全に使いたいというシーンにも用いられるようになりました!

本人確認サービスは一見、コミュニケーションを支援するサービスとは思えないかもしれませんが、新しい形のコミュニケーションを安心安全に利用するために必要なサービスになっているのだと思います。

そして、想いを持って世の中を変えたいと動く事業者さんたちの「やりたい」を後押しする業務支援のサービスであることも、ネクスウェイのビジネスの面白さの1つだと感じました。

ネクスウェイはBtoBの会社なので、ネクスウェイのサービスは、皆さんが目に見える形でその役割を果たすものは多くありません。

しかし、新しい世の中、よりよい世の中を作っていく会社を裏方で支える形でネクスウェイは携わり、社会に価値を与える一助になっています。

是非、そんなネクスウェイのビジネスの面白みが伝わり、興味を持っていただけたら嬉しいです🎵


【お知らせ】新卒採用 募集中
ネクスウェイでは一緒に働きたい方を募集中です。
少しでもネクスウェイの事業が面白いなと思って頂けましたら、採用サイトを覗いて頂けると嬉しいです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました✨
以上、○○がお届けしました。
また次回の記事でお会いしましょう~!




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マガジン『ネクスウェイの事業
ネクスウェイの社員さんに事業の魅力をインタビューしています。
ネクスウェイの各事業の裏側、事業部について知りたい方はこちらをご覧ください♪

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